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ドローンとは?定義・語源・機体の種類をわかりやすくまとめて解説

ドローンとは?定義・語源・機体の種類をわかりやすくまとめて解説

ドローンは、空撮・点検・農業・物流などさまざまな分野で活用が広がり、私たちの身近な存在になりつつあります。

 

しかし、「そもそもドローンとは何か」「ラジコンやヘリコプターと何が違うのか」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、ドローンの定義や語源、機体の種類を詳しく紹介します。ドローンについて知りたい方や導入や活用を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

そもそもドローンとは?基礎知識をわかりやすく解説

作業着を着た男性

ドローンという言葉は知っていても、具体的な定義や名前の由来を知っている方は少ないのではないでしょうか。

 

見た目や用途だけでなく、法律上の位置づけや言葉の背景を知ることで、より正しく理解することができます。

 

ここでは、日本の法律である「航空法」に基づく定義と、名前の由来を詳しく紹介します。

 

航空法における「ドローン」の定義

日本の航空法では、一般的にドローンと呼ばれる機体は「無人航空機」に分類されます。

 

航空法第11章では、「航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの」と定義されています。

 

ただし、遠隔操作できる機体がすべて対象になるわけではありません。航空法の規制が適用されるのは、機体本体とバッテリーの合計重量が100g以上のものです。

 

100g未満の機体は「模型航空機」に分類され、無人航空機とは異なり一部の航空法規制が適用されない扱いになります。

 

ドローンという名前の語源・由来

「ドローン(Drone)」という言葉は、もともと英語で「オスのハチ」を意味します。


この名称が広まった理由のひとつは、飛行中にプロペラが回転して発する「ブーン」という音が、ハチの羽音に似ているためだと言われています。

 

また、軍事的な背景に由来する説もあり、1930年代イギリス軍が射撃訓練用に開発した無人標的機は「Queen Bee(女王蜂)」と呼ばれていました。

 

これにちなんで、アメリカ軍が無人機を「Drone(オスのハチ)」と名付けたことが、名称の由来とも言われています。

 

ドローンとラジコン・ヘリコプターの違いは?

ドローンとラジコン・ヘリコプターは、仕組みや操作方法に大きな違いがあります。特に、自動で飛行できるかどうかや機体の構造による安定性の違いは重要なポイントです。

 

ここでは、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。

 

ドローンとラジコンの違い

ドローンとラジコンの違いは、自律飛行ができるかどうかです。ラジコンは、操縦者が送信機を使って常に手動で操作し続ける必要があります。

 

一方でドローンはGPSや各種センサーを搭載しており、あらかじめ設定したルートを自動で飛行したり、その場で安定して停止する「ホバリング」を行ったりすることが可能です。

 

このように、コンピューターによる制御によって安定した飛行ができる点が、ドローンの特徴です。

 

ドローンとヘリコプターの違い

ドローンとヘリコプターでは、プロペラの数や飛行方法が大きく異なります。一般的なヘリコプターは、大きな回転翼(ローター)を1つ使って飛行しますが、ドローンは4つ以上のプロペラを持つ「マルチコプター」が主流です。

 

また、ヘリコプターはローターの角度を変えて進む方向を調整しますが、ドローンは各プロペラの回転数を細かくコントロールすることで姿勢や動きを制御します。

 

こうした構造の違いにより、ドローンは安定した飛行がしやすく、比較的扱いやすい機体です。

 

用途に合わせて選ぶ!代表的なドローンの種類

ドローン機体

ドローンには、翼の構造や形によっていくつかの種類があり、それぞれ得意な作業や特徴に違いがあります。

 

導入する際は、目的や使用する環境に合わせて機体を選ぶことが大切です。ここでは、代表的な4つのタイプを詳しく紹介します。

 

マルチコプター型(回転翼機)

複数のプロペラを持つタイプで、現在広く普及しているドローンの形です。操作性と安定性に優れており、狭い場所でも垂直に離着陸できるのが特徴です。

 

比較的扱いやすく入手もしやすいため、個人の空撮からインフラ点検まで、さまざまな用途で活用されています。

 

積載できる重量は10kg程度が目安で、スピードよりも細かな操作や柔軟な動きが求められる場面に向いています

 

シングルローター型(ヘリコプター型)

大きなメインプロペラが1つ付いた、通称「無人ヘリコプター」と呼ばれる機体です。

 

マルチコプター型に比べて構造は複雑ですが、燃費がよくスピードを出しやすいのがメリットです。

 

中には100kg程度の荷物を運べる大型機もあり、農薬散布や物流など、産業用途で多く使われています。

 

一方で、操縦には高い技術が必要で、離着陸には広いスペースが求められます。

 

固定翼型

翼が機体に固定されている飛行機のような形をしたドローンです。

 

機体が大きく風の影響を受けにくいため安定性が高く、少ないエネルギーで長時間の飛行が可能です。時速150kmほどの高速飛行や長距離の移動にも適しています。

 

主に広い農地の監視や測量などに利用されますが、垂直に離着陸できないため、滑走路や広いスペースが必要になる点には注意が必要です。

 

VTOL型(垂直離着陸機)

固定翼と回転翼の両方の特徴を持つハイブリッド型のドローンです。

 

離着陸時はヘリコプターのように垂直に浮上し、飛行中は飛行機のように高速で長距離を移動できます。時速200km程度での飛行も可能です。

 

滑走路が不要なため、限られたスペースでも運用でき、物流や広範囲の測量・点検などでの活用が期待されています。

 

ドローンを安全に飛ばすための法律・規制

ドローンを操縦している人

ドローンを安全に運用するためには、法律やルールの理解が欠かせません。航空法をはじめとする複数の規制が存在し、違反すると罰則を受けるおそれがあります。

 

ここでは、飛行前に知っておくべき基本的な法律を詳しく解説します。

 

航空法と機体登録制度の基本

日本の航空法では、重量100g以上のドローンを対象にさまざまな規制が設けられています。

 

事故原因の究明や安全確保を目的として、屋外で飛行させるすべての機体を国へ登録することが義務付けられています

 

また、空港の周辺・人口集中地区の上空・150m以上の高さの空域などを飛ばす場合は、事前に国土交通大臣の許可を得なければなりません。

 

日中の飛行や目視の範囲内での操作など、基本的なルールを守って安全に操縦する必要があります。

 

小型無人機等飛行禁止法などその他のルール

航空法以外にも、ドローンの飛行を制限する法律が存在します。

 

小型無人機等飛行禁止法では、重量に関係なくすべてのドローンを対象に、国会議事堂や原子力発電所といった重要施設周辺での飛行を原則として禁止しています。

 

さらに、自治体の条例によって公園での飛行が禁止されている場合もあるため、飛行前には必ず各種法律や現地のルールを確認しましょう。

 

まとめ

ドローンは、航空法上では「無人航空機」として定義され、重量や飛行エリアによってさまざまなルールが設けられています

 

また、ラジコンやヘリコプターとは自律飛行の有無や構造に違いがあり、用途に応じて複数の機体タイプが存在します。

 

こうした基礎知識を押さえておくことで、安全かつ効果的にドローンを活用することが可能です。

 

これからドローンの導入や資格取得を検討している方は、実践的な知識と技術を身につけられる環境を選ぶことがポイントです。

 

スカイテクノワークスでは、初心者から業務活用を目指す方まで対応したドローンスクールを提供しています。正しい知識と操縦技術を身につけたい方は、ぜひ一度お問い合わせください。

 

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コラム監修者

福永久博
福永久博専務取締役
測量士として25年以上の実務経験を持ち、数多くの公共・民間測量プロジェクトに携わる。
現場で培った確かな測量技術に加え、ドローンを活用した最新の写真測量・3D解析技術にも精通。
1級土木施工管理技士としての知見を生かし、土木現場におけるICTにも積極的に取り組む。

また、UAV写真測量 初級編 POWERED BY KOMATSU SMART CONSTRUCTION インストラクター、P4RTK写真測量インストラクター、JUIDA認定インストラクター、DJI CAMPインストラクターとして、育成にも力を入れている。

そのほか、産業用マルチロータオペレーター技能認定、農薬指導士、米・食味鑑定士、2級陸上特殊無線技士、3級アマチュア無線技士、ICTアドバイザー(九州地方整備局認定)など多数の関連資格を保有。現場経験と教育実績を併せ持つ。