概要
人材開発支援助成金とは、労働者の職業生活設計の全期間を通じて段階的かつ体系的な職業能力開発を促進するため、雇用する労働者に対して職務に関連した専門的な知識および技能の習得をさせるための職業訓練などを計画に沿って実施した場合や人材開発制度を導入し、労働者に対して適用した際に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成する返済不要の制度です。
支給対象・条件・種類
人材開発支援助成金には、該当する要件と申請方法によって「特定訓練コース」と「一般訓練コース」の2種類が用意されています。
特定訓練コース
対象者
- 雇用契約締結後5年以内・35歳未満の若年労働者
対象条件
- 訓練の時間が10時間以上であること。
- Off-JT(職場外研修)に基づき行われる訓練であること。
一般訓練コース
対象者
- 35歳以上の労働者
対象条件
- 訓練の時間が20時間以上であること。
- Off-JTに基づき行われる訓練であること。
- セルフ・キャリアドック(定期的なキャリアコンサルティング)による診断を行うこと。
※正規雇用されている労働者が対象になります。被雇用保険者が対象のため、事業主自身・会社役員は対象外となります。
受給額試算
例) 特定訓練コース・通常助成率の場合 (253,000円/28h)
賃金助成 760円×28時間 | = 21,280円 |
賃金助成 253,000円×45% | = 113,850円 ※限度額15万円 |
助成金受給額 | 計 135,130円 |
実質負担額
スクール受講料 253,000円 ー 助成金受給額 135,130円 = 117,870円
人材開発支援助成金制度を利用すると、受講料は実質約半分になります。